自分がもし癌になったらと考える。どうするだろう。18歳の姉を15歳のとき亡くした。叔父も40代で肺がんで亡くなった。
看護師の道を歩み20年あまり、大学病院の内科病棟で数多くのがん患者と接して来た。いろいろなドラマがあリ、感ずるところも多かった。
それでも自分が若い頃は、あまり「自分の最後」については、真剣に考えた事がなかった。しかし自分のやりたいようにやって来た私は、旅先で自分が終わっても、それはそれでいいかななどと考えていた。その反面人の死に順番はないこと、もしかして長く生きない事もあるという事は、多くの死を看て来たからだろうか。そういう思いはあり、何でも後回しにしないやりたいと思ったらやるそういう生き方をしてきた。
独身の時は、無鉄砲なところもあり、親はかわいそうだけど、自分が死んでも、それはそれでしかたがないことなどと考えていたが、いざ自分が家族を持ち子供をもうけると、生きていたい思いは強くなった。自分は今病気ではないが、まだ小さな子供を置いてはいけないと考えるようになった。だから日頃の生活にも注意するし、健康にも少なからずいろいろと気を配るようになった。守るべきものがあると人は強くなるものだ。だから今自分が、癌になったら、出来るだけの事をしたいと思うかもしれない。延命だけの無駄な治療はお断りだけど、家族を一番に考えた治療を選ぶのではないかと思う。
病気の人には、やはり病気の人にしかわからない事が多い。病気の患者を持つ家族にはやはり同じ境遇の人にしかわからない事が多い。今はサイトで繋がれる時代「がん治療と向き合う人の情報サイト」を覗いて見たらいいだろう。きっと前向きになれる自分がいるだろう。